顔のない人間
僕には顔がない
人に自分がどんな人間であるかを印象付けられるような個性や独自性、
優れた特技や特徴といったものがない
体裁良く作り上げた仮面すらもない
人前ではただ愛想笑いを浮かべているだけの、気味の悪い人間だ
幼いころはそれでもよかった
誰かが構ってくれたから
だが大人になってしまった今では、それは人との断絶を生む
知り合った人からは相手にされず、かつての友からは忘れ去られる
誰もに忘れられたとき、顔のない人間は死ぬ
生きながらにして、ひっそりと死ぬ
もはや誰かに思い出されることもない
写真に浮かぶぎこちない笑みは、人の目には映らないのだろう
僕は自分自身を憎む
鏡に映る得体の知れないモノを蔑む
僕は欲しい
人と繋がり合える顔が、人の記憶に刻まれる顔が、本物の顔が
- [2008/01/06 19:55]
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冷たい恐怖
怖かった
こころの底から怖かった
走ってる終わり頃になると、もう頭がパンクして自分が何考えてるかわからなくなった
終わって車の外に出たらそれまで何とか保ってたものが一気に決壊して、バスに乗り込んだときにはとうとうそれが目頭まで押し寄せた
ぽたりぽたりとただ静かに流れ落ちる涙
怖いよ
もうやだよ
もう絶対乗りたくない
一生乗りたくない
運転するくらいなら死んだ方がいい
いやだいやだいやだ!もう、絶対いや!
…全ての思考は車への恐怖と逃げ出したい気持ちに支配された
僕は自分が何故半年前に乗るのを放棄したか理解した
この恐怖を味わったのだ
どうやら僕の頭の中にはロムとしてそれがインプットされてしまっているらしい
明日やめよう
そしてもう二度と車のハンドルなど握るものか
僕はバスの中、決意した
2007年5月12日 夜
半年振りに教習所で車を運転した後で
- [2007/05/13 16:03]
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克己心
強い心が、自分に負けない、強い心が欲しい。
ずっと前から、僕はそう思い続けてきた。
人に負けるのは仕方ないことだ。
この世界に勝ち負けが存在する以上、誰かが必ず負ける。
僕は実際、今までの人生であらゆることで負け続けてきた。
それはもう慣れたし、そういう役に回る人間も必要だと今は思っている。
でも。
でも、自分に負けることは、どうしても耐えられない。
眠りたいという欲求に負けたとき、どうしても勉強に取り組めなかったとき、自分で決めたことを守れなかったとき・・・・・・、僕は自分を責める。
責めずにはいられなくなる。
そして僕は思うのだ。
強い心が欲しいと。
だが、自分が求める、本当の強さは、未だにかけらすらも、手に出来ていない。
僕は一体どうすれば、「強く」なれるのだろうか・・・。
- [2006/12/08 21:21]
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