映像の世紀
今から10年位前に、NHKスペシャルで「映像の世紀」というシリーズが放映された。
まあ有名な作品だから知っている人も多いだろう。
「動く映像」(というのは多少違和感があるけど、実際作品中ではそう表現されている)を記録出来るようになった20世紀の初めから、世紀末までの約100年間の映像を11回にまとめたシリーズだ。
当時僕は小学生だったが、見たときはずい分とショックを受けたものだった。
なんせ半分以上が戦争・戦闘の映像だったから。
ベトナム戦争以前はほとんどモノクロだとは言え、死体が転がってる映像とか、人が撃たれるシーンなんて、今思うとすごいものを放送してたもんだよな。
ただ、20世紀の歴史の流れがよく分かるし、今の若い人にはなじみの薄い「冷戦」ってものがなんだったのかを掴むには、打ってつけじゃないかと思う。
特に大気圏内核実験の映像は、全ての人に見て欲しいものだ。核兵器の恐ろしさと愚かしさを理解するのには、やはり映像が一番だ。これを見てまで「日本も核を」とか言う人がいたら頭がどうかしている。
多分この作品を見たとき、「20世紀=戦争の世紀」っていうイメージが当時の僕の中に出来たんじゃないかと思う。
何度となく繰り返され、破壊と殺戮をもたらした戦争。そしてその悲惨さ、愚かしさ、残虐さ・・・。
そのインパクトは、その後も僕の中に長く残り続けた。
そして2003年、映像の世紀がNHKで再放送され、僕は再びそれを目にした。
具体的な内容はほとんど忘れていたが、印象的なテーマ曲「パリは燃えているか」と、戦争描写ばっかりだったというイメージは残っていた。
このとき、歴史をまざまざと見せ付ける「映像の世紀」の重さ、素晴らしさに、改めて価値を見出し、その後は僕の中にしっかりと記憶されることとなった。
昨年一月からヒストリーチャンネルで毎月1集ずつ再放送されたときも毎月見ると同時に録画し、初めて全編通して見ることが出来た。
それがきっかけでやっぱり音楽もすごくいいなあと思うようになり、サントラ2枚を購入。今もたまに聴いている。
そもそもそれが書きたかっただけなんだけど、激動の20世紀というものを知るには「映像の世紀」はとても秀逸だし、勉強にもなるから、ぜひとも大勢の人に見てもらいたいものだと思う。
※ただしDVD-BOXはAmazonでも6万以上するから、お金をかけずに見るには図書館を探してみるか、再放送に期待するかしかないんだけどね・・・。
- [2007/01/18 19:01]
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