FM付ステレオデジタルボイスレコーダー ICR-RS950M
デジモノは好きで色々持っているもののあまり記事をアップしていないが、今回は今年9月始めに購入し、最近講義の録音などに活用しているボイスレコーダー「ICR-RS950M」のレビューをしてみようと思う。
ICR-RS950Mは業界最小・最軽量が売りのSANYOのボイスレコーダー。録音メディアはフラッシュメモリーでその容量は256MB。PCソフトを格安で販売していることで有名なソースネクストのホームページで販売されているが、何でもここでのみ売られているらしい。基本的にはここで購入できるのだが、同社のeSHOPというところでもたまに販売されることがある。そこで購入するためには無料のメール会員になる必要があるが、通例ステレオマイクつきでかなり割引された価格で販売されているのでここで買うのが賢明だ。ちょうど今も500台限定で13800円で売られている。ちなみに僕が買ったときは15800円だった。
外箱は白とグレーでシンプルかつコンパクト。上面の本体図のサイズは実物大だ。
付属品は取扱説明書、CD-ROM、簡単な使い方が書かれた基本操作ガイド、USBケーブル、FMアンテナを兼ねたヘッドホンだ。右下に写っているのはおまけのステレオマイク。
そしてこれが本体。全体的にはプラスチックで出来ているのだが、液晶面はアルミなのか光沢が美しい。液晶面の左側についている2つの穴がマイクで、右側の赤いボタンが録音ボタン。液晶はモノクロで青色のバックライト付き。
I/Oと書かれたラバー部分にはUSB端子が隠れている。右側に見える出っ張りにはストラップをつけられるようになっている。
手前にボタンとジョグスイッチが見えるが、側面のボタン類はこの面に集中している。背面にはHOLDスイッチ、電池ぶた、モノラルスピーカーがある。
その他にはマイク端子とヘッドホン端子が付いている。
業界最小・最軽量とうたうだけあって確かに小さいし軽い。電池を含めて約43gだそうだが、これなら胸ポケットに入れてもほとんど負担にはならなそうだ。ネックストラップで首に下げるという用途もありだろう。軽さと駆動メカがないことから落下にも強そうだ。今まで机から2回ほど落としたが傷一つ付いていない。
さてここからは実際に使用しての話に移るとしよう。
まず操作性だが、ボタンが少ない割に結構使いやすいと感じた。ボタンが少ないのでボタンの長押しによる操作もあるが、それさえ覚えられれば、メニューの階層は深くないし簡単に操作できる。電源はジョグスイッチを押し込めばすぐにつくし、オフにするときはそこを2秒以上押す必要があるので誤って電源オフにしてしまうことはあまりないだろう。音声の録音時も録音モードにしておけば録音ボタンを押してほとんどタイムラグなく録音がスタートするし、停止時も同様にすぐ止まるので突然の時にも即座に対応できて心強い。MP3形式で録音されるため、パソコンとの接続時もエクスプローラからドラッグ&ドロップで簡単にパソコンに保存することが出来る。専用ソフトで取り込みから再生までできるとうれしいのだが、残念ながらそういったソフトは付いていない。
次に音声の再生について。本体スピーカーはモノラルであり、また音割れしやすく、おまけ程度のものなので、ここでは付属のヘッドホンを使っての感想を書く。録音にはクオリティが低いほうからLP、SP、HQ、XHQの4つのモードが選べ、モードが一つ上がると録音可能時間はほぼ半減する。LPのみモノラルで、それ以外はステレオ。LPは原音が結構かすれてしまうが声として聞く分には支障はないレベル。SPはLPがステレオになっただけなのでそれとほとんど変わりない。HQ、XHQのモードでは原音のかすれはほとんどないのだが、サーという音は消えないため原音どおりのクリアーな音にはならない。僕の用途は講義の録音がほとんどなので、いつもはLPで使うようにしている。またこのボイスレコーダーではパソコンから転送したMP3、WMAのファイルを再生することも出来る。こちらはボイスの再生とは違う動作メニューで、曲名やビットレートなどが表示されるようになっている。今回は160kbpsの曲を再生し、iPodと聴き比べてみたがそれほど違いは感じられなく、僕としては特に不満のない音だった。ただiPodのほうが若干音に深みがあるような感じはした。ボイスは再生速度を標準、遅い(約0.75倍)、速い(約1.2倍)から選べるのだが、それと同様にこちらも速度を変えられる。ただしこちらは速度を変えると音が少なからず変わってしまってかすれた感じになってしまう。3種だがイコライザもあり、全体や1曲のリピート再生も出来たりと結構機能は充実している。ただ一瞬だが曲間にラグがあるのが少し残念なところだ。
最後に主要な機能について。何と言っても便利なのは音声の再生速度を変えられることだ。講義を聴くときなどは速く再生すると効率がいい。FMラジオをきくこともできるが、僕のアパートが場所が悪いのか何なのかほとんど意味のある音が聞こえないので、これは使い物にならない。インデックス機能も便利だ。これは録音中に任意の場所にしるしをつけ、あとで再生するときその場所から頭出しできるというもので要するにブックマークを付けられるということなのだが、1ファイルに付き32箇所までマークをつけることが出来るのでとても使いやすい。付属のCD-ROMからダウンロードできる音声ガイドは、画面の表示や選んでいるものを単に読み上げるに過ぎないのではっきりいってあまり意味がない。ポケットの中に入れて手探りで操作する場合などしか使い道はなさそうだ。またVASという録音時に無音部分で自動一時停止する機能もある。これは一見便利そうなのだが、音がしていても停止してしまうことが結構あるので実際はあまり実用的とはいえない。その他にも音楽のプレイリスト再生をサポートしているが、これは何らかのソフトを持っていない場合メモ帳でプレイリストを作成しなければならない。ただ音楽再生機能はたまに曲順がファイル名どおりに並ばない場合があるため、そういうときにはこの機能を利用する必要がある。
というわけで長々ICR-RS950Mについてレビューしてみたが、総合的に僕は結構優秀なボイスレコーダーだと思う。他機種を使用したことがないので比較は出来ないが、僕の講義を録音するという用途には、軽くて扱いが簡単なこれはかなり重宝している。電池が単4一本で結構長く持つ点も評価できる。値段的には中堅レベルで、特別変わった機能はないが価格相応の実力は持っている。ボイスレコーダーを気軽に使いたい方にはおすすめの機種といえるだろう。
<スペック>
品番 ICR-RS950M(S)
記録媒体 フラッシュメモリ256MB
録音/再生フォーマット 録音フォーマット:MP3/再生フォーマット:MP3、WMA
最大録音時間 約36時間20分(LPモード時)、約18時間10分(SPモード時)
約9時間(HQモード時)、約4時間30分(XHQモード時)
周波数特性 40Hz〜15,000Hz(XHQモード時)、40Hz〜7,500Hz(HQモード時)
40Hz〜3,500Hz(SPモード時)、40Hz〜3,500Hz(LPモード時)
再生対応サンプリング周波数/ビットレート 16〜44.1kHz/MP3:16〜192kbps
WMA:32〜160kbps
最大ファイル数 VOICE(音声)255ファイル、MUSIC(音楽)999ファイル
ヘッドフォン出力 10mW+10mW(16Ω負荷時、JEITA/DC)
パソコンインターフェイス USB2.0
サイズ 幅 約32×高さ 約80.5×奥行 約13.8 mm
質量 約 43g(電池含む)
電源 単4×1本(アルカリ乾電池)
電池持続時間 アルカリ乾電池 録音約18時間(SPモード)、再生約17時間(SPモード、ヘッドフォン使用時)
端子 イヤフォン端子(ステレオミニ)×1、外部ステレオマイク(ステレオミニ、プラグインパワー)、USB端子×1
動作環境 適応パソコン:IBM PC/AT互換機
OS:日本語版 Windows98/98SE/Me/2000/XP
サウンドポート:Windows互換の16-bitをサポート
USBポート:標準搭載機種
その他:スピーカーまたはヘッドフォンが必要
付属品 CD-ROM×1、USBケーブル×1、単4形アルカリ乾電池×1、取扱説明書×1、ステレオイヤフォン×1
- [2006/10/31 23:59]
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コメント
レビューをありがとう
このレコを購入したくて検索していたら、HITしました。
とても、分かりやすいレビューをありがとう。
安心して購入できそうです
こちらこそ
僕のつたないレビューをご覧頂きありがとうございました。
このようなコメントをいただけるととても励みになります。
お役に立てたのなら光栄です。